お酒がダイエットに悪影響を与えているの?
【質問】S吾さんの質問では・・・
妻から「お酒はダイエットに悪い。」と言われています。
本当にお酒は、ダイエットに良くないのでしょうか?
お酒自体は悪くない!
飲みすぎはもちろん体に良くないアルコールですが、1日に30mlほどであれば、体にいいと言われています。
血管の中の血栓を溶かしてくれたり、血液を増やし血の巡りを良くしてくれたり、また気持ちをゆったりとさせてくれるのは、アルコールが緊張した脳を解してくれるからです。
お酒を飲むと食欲が増える?
「お酒は百薬の長」である、昔の人はよく言ったものだなあと感じます。先に嬉しい効果ばかりを書きましたが、食欲に関してはそうとも言い切れないのがアルコールなんです。
『空腹のまま飲酒をしてはいけない』というのは通説ですが、これは酔いが早く回ってしまうからのみではなく、胃酸の分泌が活発になるから、ということにも当てはまります。
胃酸の分泌が活発になるとどうなるかというと、食欲が我慢できなくなり、過食気味へ傾いてしまうのです。
お酒が美味しくて、ついつい一緒に食事も進んでしまう、食事が進めばお酒も進み、そしてまた食事も進む…。まさに悪循環といった感じですよね…。
そのため、胃液の分泌は活発になり、炭酸ガスや、ホップが配合されたアルコールは、強く胃へと働きかけるため、食欲が活発になってしまいます。
アルコールのお供にと、塩分や油分が多く含まれたおつまみへと、手が伸びしまう方もたくさんいらっしゃると思いますが、食欲が増えるだけでなく、肝臓へもダメージが積み重なってしまいます。
・・・なので、出来ればカロリーの低いおつまみを選んでみてくださいね。アルコールの代謝がよくなりますよ。
アルコールが好きな方には、美味しくお酒を飲めないのは大変だとは思いますが、食欲を抑えるには言葉通り、お酒をたしなむ程度が大切だということ。
ダイエット真っ最中の方でしたら、アルコールの制限は200カロリーまで、アルコールのお供は400カロリーまでと決めてみてください。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸をたくさん保持している、カシューナッツやピスタチオなどのナッツ類は、コレステロールを抑制してくれる働きがある反面、カロリーの高さがダイエット中の方にとっては残念です…。
あまり食べ過ぎないよう気をつけたいところですよね。