摂食障害と食欲の関係は?
知り合いが拒食症にかかってしまったようなのです…。拒食症にはどのような症状がでるのでしょうか?
またなりやすい人というのは、どんなタイプの人ですか?
(塔子さん/H.N からの質問)
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体重が増加することに不安を覚え、食欲を無理やり押さえ込んでしまうと、食べ物を体が受け付けなくなってしまい、やがて拒食症に繋がってしまうことがあります。
さらに、拒食症は社会的にも経済的にも何も問題のない、賢く真面目な性質の女性がかかりやすいと言われています。
摂食障害の恐ろしさ
また、拒食症になってしまうと、これ以上ないほど痩せていたとしても、『すぐに体重が戻ってしまうのではないか』、『太ってしまうのではないか』と思い込み、心配でたまらなくなってしまうようです。
不安はやがて、精神障害や睡眠障害などにも繋がってしまい、それが持続してしまうと不整脈が元での突然死、などの危険性があります。
食欲とは上手に付き合って!
何時も食事のことで頭がいっぱいになり、料理レシピを集めるときもカロリー計算をしながら、さらには食材は買うだけ買ってだめにしてしまったり、自分以外の人のために驚くほど凝った料理をするようになります。
また、人によっては食欲を我慢できずドカ食いしてしまったあとに、食べてしまったものを無理やり上から戻したり、下剤などを利用し食べた物を出してしまったりすることがあります。
さらに、食事量を制限していないのにもかかわらず、自ら食べる量を少なく設定し、満腹を感じられない場合にも利尿剤などを服用する症状などもあります。
体重が大きく減ってしまったときの体の症状ですが、まずは水分や電解質のバランスが崩れます。次に心臓のあるべき働きが弱まり、脱水症状や失神などの症状も出てきます。
そして、胃酸の分泌が増えてしまう胃酸過多、骨がもろくなってしまう骨粗鬆症などの症状も現れます。過食症を始めとした摂食障害、これらの症状に繋がってしまわないためにも、食欲を抑えることとは上手に向き合い、無茶なダイエットは避けてくださいね。