睡眠が食欲抑制に繋がる
【質問】F一さんの質問では・・・
最近、仕事の関係で、夜遅くまで残業することが多くなりました。ストレスのせいかもしれませんが、なんだか食欲も増えて、体型が変化しているのに気付きます。
食欲と睡眠は関係あるのでしょうか?
F一さんが感じた疑問は間違っていません!
実は、睡眠を充分に取ることによって、食欲は抑えられる、イコール、肥満に陥ることが少なくなる、という研究結果が出ています。
F一さんのように、仕事での残業や勉強、ゲームなどで夜遅くまで起きていると脳が活性化し、食欲を掌る摂食中枢に影響が与えれ、空腹感を感じてしまうそうです。
食欲抑制には充分な睡眠が必要!
夜更かしは更には脳の満腹中枢に影響を及ぼします。
「満腹中枢」という名の通り満腹感を感じさせる部分に必要な「レプチン」という物質が減ってしまいます。
さらに、恐ろしいことに食欲を増幅させる「グレリン」という物質は、どんどん増えていってしまう悪循環が待っているのです。
過度の食欲には理由がある!
また、「メラトニン」というホルモンが足りなくなることによって起きる睡眠不足、これによって引き起こされるのが、ストレスホルモンの上昇です。
お腹が減ったときの苛立ちも落ち着かせてくれる大切なセロトニンが減少してしまうことによって、脳の満腹中枢の働きはストップしてしまい、食べても食べても、お腹が減ってしまっているような気持ちになってしまいます。
つまり、F一さんの深夜の過度の食欲の原因は、ココにあったわけなんですね。
仕事が忙しく規則正しい生活をするのは、難しいかもしれませんが、まずは、なるべく近づけるように努力してみてはいかがでしょうか?